eMuscle
世界中でeスポーツが注目を集めている。しかし,eスポーツでは短時間で複雑な操作が求められることが多く,多くの上肢運動障害者にとって満足にプレイすることが困難である。そこで我々は,訓練時に上肢障害者が練習した操作の量・質に基づいて,試合時に上肢障害者が実行する操作が補正されるeスポーツ支援システムを提案する。このシステムでは,事前訓練の内容が考慮されるため,システムによる操作支援が発生しても,上肢障害者の運動主体感が低減しにくいと考えられる。事前訓練の内容を可視化すれば,上肢障害者に操作支援が行われたとしても,対戦相手が感じる公平感が損なわれないことも期待できる。
International conferences
- Shuto Sako, Tomoki Ikeda, Ryosuke Aoki, and Akihiro Miyata: Inclusive Esports: Sense of Agency and Fairness through Pre-Training-Based Assistive Methods. Proc. the 26th International ACM SIGACCESS Conference on Computers and Accessibility (ASSETS ’24), pp.xx–xx (2024).
- 池田知樹, 佐子柊人, 青木良輔, 宮田章裕: バレないように手抜きをするeSportsプレイヤの行動分析に向けて. 情報処理学会シンポジウム論文集, マルチメディア, 分散, 協調とモバイル (DICOMO ’24), pp.825-828 (2024).
- 池田知樹, 佐子柊人, 村山優作, 古田瑛啓, 青木良輔, 宮田章裕: eSportsにおけるバレないようにする手抜き行為検出の検討. 情報処理学会インタラクション2024論文集, pp.970–972 (2024).
- 佐子柊人,村山優作,古田瑛啓,池田知樹,青木良輔,宮田章裕: 事前訓練内容を反映した上肢運動障害者向けeスポーツ支援システムの実装. 情報処理学会コラボレーションとネットワークサービスワークショップ2023論文集, Vol.2023, pp.33–40 (2023).
- 佐子柊人, 村山優作, 古田瑛啓, 青木良輔, 宮田章裕: 事前訓練内容を反映した上肢運動障害者向けeスポーツ支援システムの基礎検討. 情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス (GN), Vol.2023-GN-119, No.10, pp.1–7 (2023).
研究会・シンポジウム
この研究は日本電信電話株式会社との共同研究である。