Vague Agent

対話型エージェントの技術発展は目覚ましいが,ユーザの感情推定技術は成熟しているとは言い切れず,エージェントが適切にユーザに共感表現を行えないことが多々ある。この問題を解決するために,我々は発想を変え,感情推定精度を向上させるのではなく,共感表現を曖昧にするアプローチを提案する。この方式は,ユーザがエージェントの曖昧な動きを見たとき,自分に共感してくれていると都合良く解釈してくれることを狙っている。これにより,感情推定精度が成熟していない現在においても,ユーザは対話型エージェントに適切に共感されていると感じる可能性を増大できると考えられる。

受賞
  1. 2023.11 情報処理学会コラボレーションとネットワークサービスワークショップ2023 ベストペーパー賞: 2体の柔らかい物体の動きによる共感表現方法の検証 (新山はるな, 呉健朗, 大西俊輝, 大串旭, 宮田章裕).
査読付論文誌
  1. 柴田万里那, 大西俊輝, 呉健朗, 宮田章裕: 柔らかい物体の動きによる共感表現方法の効果. 情報処理学会論文誌, Vol.62, No.1, pp.26–34 (2021).
査読付国際会議
  1. Haruna Niiyama, Toshiki Onishi, Kenro Go, Asahi Ogushi and Akihiro Miyata. Does the Number of Agents with Vagueness Affect Empathy Expression? Extended Abstracts of 12th International Conference on Affective Computing and Intelligent Interaction Workshops and Demos (ACIIW ’24), pp.xx–xx (2024).
査読付国内会議
  1. 【受賞:ベストペーパー賞】新山はるな,呉健朗,大西俊輝,大串旭,宮田章裕: 2体の柔らかい物体の動きによる共感表現方法の検証. 情報処理学会コラボレーションとネットワークサービスワークショップ2023論文集, Vol.2023, pp.24–32 (2023).
研究会・シンポジウム
  1. 渡貫健太, 新山はるな, 呉健朗, 大西俊輝, 大串旭, 宮田章裕: 非同期的な共感表現を行うエージェントの効果測定. 情報処理学会コラボレーションとネットワークサービスワークショップ2024論文集, Vol.2024, pp.63–70 (2024).
  2. 新山はるな, 呉健朗, 大西俊輝, 大串旭, 宮田章裕: 2体の柔らかい物体の動きを用いた共感表現の認知に及ぼす共感性の影響調査. 情報処理学会シンポジウム論文集, マルチメディア, 分散, 協調とモバイル (DICOMO ’24), pp.1211–1217 (2024).
  3. 大西俊輝, 新山はるな, 丸山葉, 大串旭, 呉健朗, 宮田章裕: 柔らかい物体の動きによる共感表現方法に及ぼす共感スキルの影響調査. 情報処理学会シンポジウム論文集, マルチメディア, 分散, 協調とモバイル (DICOMO ’23), pp.708–715 (2023).
  4. 柴田万里那, 大西俊輝, 呉健朗, 宮田章裕: 柔らかい物体の動きによる共感表現方法の基礎検証. 情報処理学会研究報告(UBI), ユビキタスコンピューティングシステム, Vol.2019-UBI-62, No.11, pp.1–6 (2019).
  5. 柴田万里那, 大西俊輝, 呉健朗, 長岡大二, 中原涼太, 宮田章裕: 柔らかい物体の動きによる共感表現方法の基礎検討. 情報処理学会インタラクション2019論文集, pp.572–575 (2019).

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